「なぜそのツボに刺すのか?」を言語化できる治療家へ(船堀はればれ臨床実習)
■「なぜそのツボに刺すのか?」を言語化できる治療家へ
治療家として最も大切なのは、根拠を持って手を動かせることです。
長野式は、全身のバランス・経絡の流れ・内臓や自律神経の状態まで含めて「なぜ症状が出ているのか」を読み解く技術体系です。ただ刺すのではなく、原因の構造を理解し、必要なポイントに最小限の刺激を届ける。
今回の実習でも、学生さんが驚いたのはその“変化の速さ”でした。0619
■ 実際の体験:尺沢への刺鍼 → 張っていた魚際がふっと緩む
「尺沢に軽く刺しただけなのに、魚際が柔らかくなってる…!」
これは参加した学生さんの感想です。
筋肉は“原因”を取らない限り、どれだけ揉んでも時間が経てば戻ります。
しかし、原因が経絡の滞りや自律神経のバランスにある場合、適切なポイントにアプローチするだけで離れた部位の緊張が自然とほどけるのです。
学生さんにとっては、
“人体は繋がっている”という教科書上の言葉が
「あ、こういうことなんだ」と実感に変わる瞬間でした。
■ 火穴処置で感じた「体の奥が開く感覚」
火穴処置は長野式の代表的な技法の一つ。
・皮膚表面の熱感
・炎症反応
・経絡の停滞
などに対して、たった数秒の刺激で抜け道を作り、重だるさや停滞感を解放していきます。
これもまた、体感できる変化が早いため、臨床の場で非常に強い武器となります。
学生さんたちは、
「手先だけでなく“全身が呼吸を始めるような感じがした」
ととても印象的な感想を話してくれました。
■ はればれで学べるのは“テクニック”だけではありません
私たちが育てたいのは、
「患者さんの人生に寄り添える治療家」です。
・症状の背景には何があるのか
・患者さんは本当にどんな未来を望んでいるか
・そのために今日の施術のゴールは何か
こうした“考える習慣”を身に付けてもらうため、当院ではスタッフ同士の対話をとても大切にしています。新人からベテランまで、階段を一段ずつ登るように成長できる環境が整っています。
■ 新卒・第二新卒の方へ
「技術に自信がない…」
「臨床はまだ不安…」
そう思っていても大丈夫です。
丁寧に育てる文化と教育プログラムがあるから。
それは、スタッフの成長が患者さんの笑顔に直結するからです。
私たちは、あなたを即戦力として“使う”のではなく、
仲間として、一緒に未来をつくる存在として迎えたい。
■ 船堀で治療家として成長したい方へ
見学や実習はいつでも大歓迎です。
実際に“空気”を感じてみてください。
技術だけではなく、人の温度まで伝わるはずです。
あなたの一歩が、
患者さんの笑顔と、自分自身の誇りに繋がります。
私たちは、そんな成長を心から応援します。
「誰かの人生を変えられる治療家になりたい」
そう思うあなたを、お待ちしています。
