【未来の治療家へ】リーダー育成から学ぶ「人を育てる力」とは(船堀はればれ臨床実習)
【未来の治療家へ】リーダー育成から学ぶ「人を育てる力」とは
本日の実習生は2名。
テーマは「リーダーの育成」。
はればれ鍼灸整骨院グループでは、施術の技術だけでなく、“人を導く力”を育てる学びを大切にしています。
学生さんにはまず「自分自身を知ること」から始めてもらいました。
その中で取り上げたのが、心理学で有名な【ジョハリの窓】という自己理解のフレームです。
これは自分の「見えている部分」「見えていない部分」「他者から見える自分」を整理することで、より深く自分を知り、リーダーとしての成長につなげるツール。
「自分がどう見られているか?」を知ることは、コミュニケーションの出発点です。
患者さんとの信頼関係も、スタッフとの連携も、まず“自分の状態を客観的に見られるか”が鍵になります。0618
🌱 東洋と西洋の「人の育て方」の違い
今回の実習では、もう一つのテーマとして「東洋と西洋のリーダー教育の違い」についてもシェアしました。
西洋的な育成は、明確な目標設定と数値管理を重視します。
“成果を出すためにどう動くか”という視点で、個々のパフォーマンスを磨いていくスタイルです。
一方、東洋的な育成は、「人間力」や「心の在り方」を重んじます。
“どんな心で人に接するか”“どんな想いで仕事に向き合うか”という軸を育てることで、長期的な信頼や影響力を築いていくスタイルです。
どちらが正解ということではなく、私たちは両方のバランスを大切にしています。
数字に強く、技術に精通しているだけでは、本当の意味で人はついてきません。
一方で、想いや優しさだけでも、チームを導くことはできません。
治療院経営において求められるのは、
「結果を出す力」と「人を活かす力」の両立。
この2つを実践的に学んでもらうのが、当院の実習です。
🧭 リーダーとは「他者を変える前に、自分を変えられる人」
実習生からはこんな声がありました。
「患者さんを元気にしたいと思う前に、まず自分の在り方を整えないといけないと気づきました」
「リーダーって“強い人”じゃなくて、“支えられる人”なんだと感じました」
まさにこの気づきこそ、成長の第一歩です。
私たちは、治療家を“技術者”ではなく“人を幸せに導くプロ”として育てています。
リーダー育成において大切なのは、「他者を変えようとする前に、自分を変えられること」。
その姿勢が、仲間や患者さんに自然と伝わり、信頼を生みます。
技術も、知識も、在り方が伴ってこそ“治療”になる。
そんな学びを、実習を通じて一人ひとりに体感してもらっています。
💡 「教育=仕組み」ではなく「関わり」で育つ
はればれ鍼灸整骨院では、
リーダー・副院長・マネージャー・院長とステップアップできるキャリアパス制度を整えています。
しかし、教育の本質はマニュアルではありません。
日々の会話や現場でのフィードバック、先輩の背中から学ぶ「関わりの質」が最も重要です。
そのため、私たちは“寄り添う指導”を徹底しています。
「できていない部分」を指摘するのではなく、
「どうすればもっと良くなるか」を一緒に考える。
こうした日々の積み重ねが、自然とチーム全体のレベルを引き上げていきます。
🌈 経営者を目指す学生へメッセージ
今回の実習では、学生さんが「経営者としての在り方」にも関心を持ってくれました。
“お金を稼ぐための経営”ではなく、“人を幸せにする経営”を目指す。
その根底にあるのは「人を育てる」という考え方です。
患者さんを育てる。
スタッフを育てる。
そして、自分自身を育てる。
この循環がある組織こそ、長く愛される治療院です。
✨ 最後に:ともに学び、ともに育つ環境へ
実習を通じて感じるのは、若い治療家の“まっすぐな想い”の素晴らしさ。
はればれ整骨院グループでは、
「技術 × 人間力 × 教育力」を軸に、
人としても成長できる環境づくりを進めています。
治療の世界に興味がある学生さん、
「人を元気にしたい」「経営にも携わりたい」と感じている方は、
ぜひ一度、見学や実習にいらしてください。
ここには、“自分の可能性を本気で広げられる現場”があります。
